2014年12月22日 (月)

年末研究会情報: 研究ワークショップ「健康と平等の規範理論」

日本でRationingを議論する機会というのはそうそうなく、かなり貴重な機会になりそう。

http://www.ritsumei-arsvi.org/news/read/id/608

以下、生存学研究センターのウエブの広報から一部転載。

日時:2014年12月26日(金)13:30-18:00

会場:立命館大学衣笠キャンパス 創思館401・402
主催:立命館大学生存学研究センター
共催:立命館大学人間科学研究所 インクルーシブ社会に向けた支援の<学=実>連環型研究プロジェクト・方法論チーム(代表者:松田亮三)
参加:参加費無料・申し込み不要

※駐車場・駐輪場がありませんので、公共交通機関をご利用になりご来場願います。

開催趣旨

今回の研究会企画では、分析的規範理論において国際的に活躍しているマギル大学哲学科准教授・広瀬巌先生をお招きし、近著Bognar, Greg and Iwao Hirose, 2014, The Ethics of Health Care Rationing: An Introduction, Routledgeの内容を踏まえて健康と平等の規範理論に関するご講演をいただき、それに対する理論と政策の双方の観点からコメントと質疑を行います。そして、関連する領域で研究している規範×秩序研究会のメンバーにも報告してもらい、フロアーの参加者も交えた全体討論も行います。

2014年12月12日 (金)

立命館大学産業社会学部創設50周年記念学術企画「 社会保険と医療のセイフティネット―日仏米医療制度の比較検討」

日時:2015年1月16日(金) 14:45~17:15
会場:立命館大学衣笠キャンパス・末川記念会館講義室(http://www.ritsumei.jp/accessmap/index_j.html)
司会・コーディネーター(企画責任者):松田亮三(立命館大学産業社会学部)
報告分担とシンポジスト
日本:長谷川千春(立命館大学産業社会学部)
フランス:モニカ・ステフェン(フランス国立科学研究センター)
米国: 高山一夫(京都橘大学)
指定討論者:
深澤敦(産業社会学部)
ジェームズ・ワーナー・ビヨルクマン(ハーグ社会科学研究所)
主催:立命館大学産業社会学部
共催:科学研究費(基盤B)「変動する社会における社会保障公私ミックスの変容」(課題番号:26285140)
入場無料/事前予約不要
お問い合わせ先:立命館大学産業社会学部 創設50周年記念事業委員会事務局(ss50th@gst.ritsumei.ac.jp)
詳しくは、以下のURLのチラシをごらんください。
http://www.ritsumei.ac.jp/ss/ss50th/common/file/academic02.pdf

2014年11月 3日 (月)

国際会議「多様化する社会における健康・医療の政策・政治:アジアとグローバルな課題」

以下の会議を組織しています。もうすぐプログラムが出せる予定です。
 立命館大学人間科学研究所は、「多様化する社会における健康・医療の政策・政治:アジアとグローバルな課題」(Health Policy and Politics Diversifying Societies: Asian and Global Issues)をテーマとした国際会議を開催いたします。この会議には、アメリカ合衆国、インド、イラン、韓国など10カ国からの、19件の報告がなされる予定です。
 この研究集会では、長期ケア(介護)と家族主義に関する国際比較、医療アクセス、医療に関する世論・社会評価の問題など、多様化する社会の中での健康・医療をめぐる政策・政治についての、多様な報告がなされます。
 本課題に関心のある方は、ぜひご参加ください。
チラシダウンロード [PDF形式:277KB]
プログラム
日時
2014年11月28日 9:00-17:15
2014年11月29日 9:00-12:45
※使用言語:英語
11月28日
09:00 Opening Remarks
09:15 Session 1: Health Care Access in Diversifying Populations
11:15 Session 2: Diversity, Politics, and Health Care
12:45 Lunch (60 minutes) and poster presentations
13:45 Session 3: Global and International Politics on Health
15:45 Session 4: Reform and Policy Development in Health and Long-Term Care (I)
11月29日
09:00 Session 5: Central & Local Policy Making in Health Care
11:00 Session 6: Reform & Policy Development in Health and Long-Term Care (II)
12:30-12:45 Concluding Remarks

日本医療経済学会・第38回研究大会 12月6日(京都) 

日本医療経済学会・第38回学術研究大会が下記のように行われます。詳細は、サーキュラー(http://bit.ly/jspehc2014a1)をご覧ください。

日時:2014年12月6日(土)午後9時から17時

場所:京都私学会館京都市下京区室町通高辻上ル山王町561

電話:075-344-6201

URL:http://www.kyt-shigakukaikan.or.jp/

*参加費は無料です。また、事前申込は不要ですが、当日の座席には限りがありますこと、何卒ご了承下さい。

 プログラム:(敬称略)

9:00 開場・受付

9:30 ~ 11:30 自由論題報告

13:00 ~ 13:50 教育講演

「20世紀日本の『福祉国家』と医療―歴史学からの医療への接近―」 高岡裕之(関西学院大学)

日本医療経済学会では、設立時より医療の歴史研究の成果が報告されてきました。この度、『総力戦体制と「福祉国家」: 戦時期日本の「社会改革」構想 』(岩波書店、2011年)など、歴史学の立場から「福祉国家」、医療にアプローチされてきた高岡裕之会員から教育講演をいただきます。

13:30 ~ 16:45 共通論題 

「2000年代の医療改革を分析する」

第1報告 「医療改革の動向―公的医療保険を中心に―」 長友薫輝(津市立三重短期大学)

第2報告 「医療・介護の供給改革―地域包括ケアの視点から-」 鶴田禎人(同朋大学)

第3報告 「医療機構ガバナンスの変化―国家・市場・地域」 松田亮三(立命館大学)

座長:青木郁夫(阪南大学)

コーディネーター:松田亮三(立命館大学)

<趣旨>

2000年代に入って、2006年のいわゆる医療構造改革法、2013年の医療・介護総合確保推進法という二つの日本の医療改革に関わる立法がなされてきました。同時に、医療改革は、社会保障制度改革、税制改革、規制改革、地方分権などとも関わって、保険者の再編、負担・給付の見直し、医療機構の組織再編など幅広い点での議論がなされてきました。2014年12月の日本医療経済学会研究大会では、こうした改革の実態と改革をめぐる議論について、公的医療保険再編、医療・介護供給改革、医療機構のガバナンスに焦点を絞った検討を行います。みなさまの積極的ご参加をお待ちしております。

 

2014年6月24日 (火)

日本医療経済学会・第17回研究例会案内

日本医療経済学会・第17回研究例会の案内を掲載しておきます。

日時:2014年8月2日(土)午後1時半から4時45分

場所:京都私学会館 203 小会議室

住所:京都市下京区室町通高辻上ル山王町561

電話:075-344-6201

URL:http://www.kyt-shigakukaikan.or.jp/

内容:座談会―医療経済学の動向と本学会の特色および今後の方向性について

 座談会参加者

  青木郁夫(阪南大学)

  松田亮三(立命館大学)

  髙山一夫(京都橘大学)

司会進行

 横山寿一(金沢大学)

*参加費は無料。

*事前申込は不要ですが、当日の座席には限りがありますことご了承下さい。


2014年5月19日 (月)

第40回保健医療社会学会(於:東北大学)

週末、東北大学で行われた保健医療社会学会の第40回大会に参加した。メイン・テーマは、「保健医療福祉のヒューマンリソース」であったが、報告は多岐にわたるものである。
今回の主な目的は、現象学的方法を用いている方のお話をいろいろ伺いたいということがあった。もちろん、松田研の大学院生が報告を見届けるということもしなければならないことであったが。
 会場となった東北大学は、大改築の途中らしく、分科会会場と全体会会場は、工事用の防護施設を用いて作られた通路で移動という愉快な体験をした(個人的には、工事現場は騒音を除けばだいたい好きである)。
 現象学的アプローチについては、その研究実践についていろいろと学べたと思う。そして、臨床実践の現象学研究会のことを知り、またそれを担っていらっしゃる方とお知り合いになれたのは幸いだった。また、院生の報告では、いろいろとご質問をいただき、課題が明らかになるとともに、学院論文の構想構築を触発していただいた。
当初あまり考えていなかったことで、特に興味深かったのは、朝倉京子大会長の講演であった。看護師の専門性をめぐる学説と現状分析・課題を述べられたものであったが、その検討の意味を再認識させてくれるものであったと思う。専門職リーダーシップの研究に関わっていることもあり、改めていろいろなことを考えさせられた講演であった。

2014年5月14日 (水)

研究進捗会議について

松田研では、後期課程(博士課程)大学院生を中心に、研究進捗会議を開催し、進捗状況の報告を受け日は批判的かつ建設的なフィードバックを行うようにしています。また、研究をすすめる上でのノウハウの交流、諸日程の確認などをしています。会議には、私はもちろん、2名のポストドクトラルフェロー、前期課程の大学院生も参加します。

社会人の方が多いので、6時から行っていますが、何とか午後開催にできないかと検討しています。研究進捗会議をいかに効果的に持てばよいかというのは、現在探求中のテーマです。うまくいけば、社会人の方中心の場合という限定つきですが、何らかの形でまとめたいものです。

機制研文献検討会 (Getting Health Reform Right 1,2章)

Getting Health Reform Right: A Guide to Improving Performance and Equityの1,2章読みました(2章は途中まで)。この2つの章は、この本全体の導入部であり、見取り図を与えている箇所です。 本の目次で一目瞭然ですが、この本は政策サイクルと制御ノブという二つの枠組みを用いて、結果重視の医療改革を志しています。

政策サイクルの議論はそれなりに蓄積がありますが、この本の採用している枠組みで面白いのは、倫理と政治というのを明確に組み込んでいるところでしょう。技術的な面だけで改革を議論するのではなく、多様な価値といろいろな思惑が交錯する生々しい政治に改革者は立ち向かう必要があることを前提としています。もっぱら技術的な面で議論が可能というのは、かなり一律的な価値がしはいてきで政治的にも安定している社会でないと考えにくいといえましょう。
 医療という複雑な機構を制御していくためには、様々な要素を考えていく必要があるわけですが、本書はそれを財政、支払、組織、規制、行動の5つの制御ノブに分けて議論して行きます。この5つの中で、最後の「行動」はキャンペーン等規制ではない仕方で人々(や医療専門職)の行動を変えようとすることですが、この分野は近年急速に進展していますので、この10年間の経験については、何か補う文献を探す必要があそうです。

人口過剰問題と不妊治療??:提供精子を使った人工授精の歴史

本年度から受け入れたPD由井秀樹さんのセミナー予告です。以下は、Facebook埋め込みです。

2014年5月13日 (火)

大学院グローバルプロジェクトの講義

大学院社会学研究科グローバルプロジェクトの講義を本日行いました。この講義は、リレー講義で、グローバル化と社会に関するいろいろなテーマの講義が、日本、韓国、英国、などいろいろな国の大学から中継で行われるものです。



私の講義のテーマは、福祉国家における医療政策を分析するというもので、エスピン=アンダーセンの福祉国家の類型などにもふれつつ、社会政策の一分野としての医療政策の特色を考えるものです。議論をしてもらおうかと思っていましたが、どうもうまく行きませんでした。反省しております。なお、Futher readings としては、以下の文献を示しました。


  • Moran, M. (1995) “Three Faces of the Health Care State” Journal of Health Politics, Policy and Law; 20(3): 767-781.


  • Hacker, J. S. (2004). "Review article: Dismantling the health care state? Political institutions, public policies and the comparative politics of health reform." British Journal of Political Science ; 34: 693-724.


  • Schmid, A., M. Cacace, et al. (2010). "Explaining Health Care System Change: Problem Pressure and the Emergence of "Hybrid" Health Care Systems." Journal of Health Politics Policy and Law; 35(4): 455-486.


  • Kwon, H., Dong, G. , Moon, H. (2010) Economic Crises and the Welfare State in Korea: Reforms and Future Challenges. Korean Journal of Policy Studies; 25(1): 175-192.


  • Jeong, HS., Niki, R. (2012) Divergence in the Development of Public Health Insurance in Japan and the Republic of Korea: A Multiple‐Payer Versus a Single‐Payer System. International Social Security Review; 65(2):51-73.


  • Kwon, S. (2009) Thirty years of national health insurance in South Korea: lessons for achieving universal health care coverage. Health Policy and Planning 2009;24:63-71.


  • Ikegami, N., Yoo, B. et al. (2011) "Japanese universal health coverage: evolution, achievements, and challenges". Lancet 378: 1106–15.




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